『ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜』は面白い。しかし欠点は欠点としてしっかり指摘させて頂く。

 最近『ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜』という深夜ドラマを視聴している(公式サイト→http://www.tv-tokyo.co.jp/noconkid/)。日本のゲーム産業の発達史を、ゲームと一緒に育った三人の主人公の成長物語と絡めて描写した作品である。
 最終回まで視聴しなければ最終的評価は下せないが、少なくとも本日放映分までに限って言えば、以前紹介した多根清史著『教養としてのゲーム史』(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20110817/1313577402)よりも遥かに勉強になり且つ面白い作品である。この分野に興味のある方には、是非ともお薦めしたい。
 しかし私は、どんなに総合的に優れた作品でも発見した欠点は欠点でしっかり指摘したくなる人間なので、本日発見したミスを以下に指摘する。
 本日放映の第四話は、ファミコン版『ドラゴンクエスト2』を中心に1987年度を描いた話であった。そして主人公の一人である木戸明信が代々木ゼミナールで授業を受けている場面があるのだが、ここでなんと1993年に代々木ライブラリーから出版された西きょうじ著『ポレポレ英文読解プロセス50』が登場してしまっていたのである。

 この写真は、上記の場面が映った我が家のテレビの一部分を撮影したものである。
 撮影場所の選択等ではかなりの努力の痕跡が見て取れるのだが、こうした僅かな注意で回避出来た筈のミスで一気に「昭和」が消し飛んでしまうのは残念である。

教養としてのゲーム史 (ちくま新書)

教養としてのゲーム史 (ちくま新書)

ドラゴンクエストII

ドラゴンクエストII

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式