マック赤坂氏の「紅一点」発言は、事実だとしたら残念

 今回の都知事選の前哨戦では、マック赤坂氏が7月12日に主要候補者同士の討論会に乱入して泡沫の権利を訴えていたのが印象に残った(参照→http://www.hochi.co.jp/topics/20160712-OHT1T50194.html)。
 あの行動は、いい問題提起になったと思う。
 しかしながら、7月16日には「小池君は女性1人、紅一点で戦っている」と言ってしまったらしい(参照→http://www.nikkansports.com/general/news/1679458.html)。
 だが東京都知事選には、女性である七海ひろこ氏と武井直子氏も立候補していたのである。
 これでは、「泡沫は基本的に無視すべきだが、自分程度にでかい泡だけは例外」という立場になってしまいそうである。
 なお、この発言は文脈上「党から離れて一人で戦っている」状態を描写しようとした可能性も残っているが、それはそれで「紅一点」の使い方を間違えているので、やはり別の意味で残念な発言となる。
 他紙でこの発言が確認出来なかったので、事実だと決めつけて選挙期間中に赤坂氏を叩くのはやめておいた。選挙が終わった今も、「事実だとしたら残念」と論評するにとどめておく。