「太地町立くじらの博物館」に行きました。

 昔、『THE COVE』(ザ・コーヴ)の試写会に行き、その内容の拙劣さにがっかりしたという記事(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20100619/1276906712)を書きました。
 但し、一方の内容だけ聞いたのでは考え方が偏りかねないので、念のため太地町立くじらの博物館にも行ってみたいと考えていました。


 太地町の海岸はシダ植物だらけで、しかも訪れた日が快晴だったので、真冬とはいえ写真だけは南国気分になれました。

 イルカショーは程々の内容でした。

 珍しいクジラショーを見られたのは、良い経験でした。

 残念ながら、イルカ漁に関するザ・コーヴへの反論は見つけられませんでした。とはいえ、これは私の個人的な問題です。
 もっと残念だったのは、クジラ漁に関する禁漁派への反論のコーナーが、西暦2000年ごろの内容のままだった事です。
 館山市立の八犬伝博物館で間違いだらけの記述を目にした時(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20141018/1413628283)も思った事なのですが、公立の博物館でこういう怠慢が見過ごされているのは、一種の社会問題ではないでしょうか?
 やはり私は、ザ・コーヴの味方を出来ないだけでなく、その敵である太地町の味方をする気にもなれませんでした。

ザ・コーヴ [DVD]

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