華厳の滝と涅槃の滝の思い出

 最近、「華厳の滝」を観に行ったので、その際に撮影した写真を貼っておきます。

 このエレベーターに乗ると、近距離から見栄えの良い写真が撮影できます。
 「華厳の滝」の英語表記が、「滝」だけ意訳したものになっていたのが残念。
 完全に意訳したものと、日本における地名をそのまま音訳したものとの、両者を併記するのが一番親切だと思います。


 実はこのすぐ側に「涅槃の滝」があります。
 これらの滝の語源となった天台宗の五時八教説では、華厳時が最初期で涅槃時が最末期なので、両者が近接しているのに「阿含の滝」等が遠くにあるのは、一見すると不思議に思われるかもしれません。
 しかし五時八教説では、仏陀は最初に高邁な説法をして理解されなかったので、その後しばらくは方便の説法をしてから、最後にまた一番主張したい内容の説法をした事になっているので、華厳の滝と涅槃の滝が隣接しているのは寧ろ正しいと思います。

 またまた外人に不親切な翻訳・・・。

 真上から見た涅槃の滝です。