このブログでその著作を集中的に批判してきた三人(参照→https://gureneko.hatenadiary.org/entry/2020/10/07/230000)のうちの一人である大川隆法氏が死去したらしい。
個人的な感想を言うと、濤川栄太氏の死の時と大体同じく、一種の感慨こそあれ、まだ喜びも悲しみもわいてこないという状況である。
「多くの虚偽を著作に書いてきたオッサンが一人死に、世の中はそれだけ綺麗になった」というのは一般論としては正しいのだが、一つの勢力を率いて他の類似勢力と覇権抗争をしていた人物の死はそう単純にはいかない。
コロナが流行した直後に大川氏が独自の理論に基づいて所謂「マスパセ」や「反ワク」を唱導したとき、私は厳しく批判をした。それどころか「大川がここまで酷い奴だと長年気付けないでいた自分」についても厳しく自己批判をした(参照→https://gureneko.hatenadiary.org/entry/2020/04/29/194028)。
ところが「言論でマスパセや反ワクを唱導するだけでなく、ワクチン接種会場に対して直接襲撃をする」という、大川氏よりも更に酷い連中が出てきた。
この時から、以前叫んだ「頑張れ、橋下徹! 維新の会の中で!」*1と同じく、「頑張れ、大川隆法! 陰謀論業界内部での覇権抗争を!」と叫びたくなった。
そういう理由から大川氏のこの時期における死が世の中にとって吉であったか凶であったかは不明であり、氏を信奉していた勢力の今後の動向から徐々に評価が定まっていくだろうと考えている。
因みに以上と大体同じ理由から、三人衆の最後の一人となった辛淑玉氏についても「早く死ね」どころか「早く引退しろ」とすら思っていない。